2 かりん 「かりん」2025年4月号 十首 指につまむ塩1g死魚に振りまことしづかな仕事してをり 川野里子先駆けて河津桜の膨らめり言葉を求めてゆくような永遠 遠藤由季地上より上がる寒さに水仙が言葉と同じ匂いとどける 中山洋祐窓越しに眼差し優し月読命(つくよみ)の死者と聖夜の静寂(しじ... 2025.04.26 2 かりん