煌の短歌帳
虚空無辺

2025-02

2 かりん

「かりん」2025年2月号 十首

後ろから風の寒さがわれにふれ風はひとには言葉与えず 中山洋祐台風の掻き乱したる山の木を切り整える天(あめ)の僕(しもべ)は 本屋敏郎通るたび腰折り礼なす姥の庭ばらは喪のごと滅(けし)紫(むらさき)なる 影山美智子渡海船のあゆみの板を踏み外す...
2025.02.14
2 かりん
3 塔

「塔」2025年2月号 十首

裂(きれ)深きぶどうの葉なりその裂の深さに世界分断されつ 三井修火(ほ)明かりにただ濡れてをりいつかしら逢へざる日々の落葉の嵩 梶原さい子夕映えが山国川を滑りゆくひと日を終へる火照り率ゐて 祐德美惠子どの家も飢饉に強き柿の木を植ゑたる里に人...
2025.02.13
3 塔
1 未来

「未来」2025年2月号 十首

未来短歌会「未来」2月号より十首選
2025.02.12
1 未来
2025年2月
月 火 水 木 金 土 日
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  
« 1月   3月 »

煌

未来短歌会所属

煌

未来短歌会所属

アーカイブ

  • 2025年5月
  • 2025年4月
  • 2025年3月
  • 2025年2月
  • 2025年1月

カテゴリー

  • 1 未来
  • 2 かりん
  • 3 塔
虚空無辺
© 2025 虚空無辺.
  • ホーム
  • トップ